旦那さんの闘病中に、、
旦那さんのお友達と一緒に、、
運命の彼のお店へ行くことがあった、、
なん年ぶりに、、
私はそのお店へ行くだろう、、
お店の前はもう数えきれないほど、通っているけど、、
お店にお客さんとして行くのは、、
もう20年近くぶりかもしれない、、
旦那さんと運命の彼と私、、
本当に偶然に、、
3人で顔を合わすという、、
そんな空間と時間があった、、
運命の彼は、、
15年ぶりくらいに見る私を、、
すぐにはわからない、、
私が、なんで私のことわからないの?、、
と言うと、、
少し考えて、、
あ~、って、、
旦那さんは、おばさんになったからわからないんだろ、、
と笑っていた、、
それくらいの会話をして、、
旦那さんは、友達と宴会の部屋に行ってしまった、、
残された私と運命の彼、、
なにを話したかは覚えていないけど、、
少し会話をした事は覚えている、、
闘病中の旦那さんは、、
髪の毛もなくて、、
足元もおぼつかない、、
その姿は、ちょっとかわいそうだと思うほど、、
元気な頃を知っている私にとっては、、
全然違う旦那さんの姿を、、
見せ物にはしたくない感じだった、、
食事をして、途中にトイレに行きたいという旦那さんに、、
付き添う私、、
今にも転びそうな姿で歩くのを、、
サポートするため、、
トイレに付き添う、、
ふと気付くと、、
運命の彼はすぐそこまで来ている、、
そして、、
私と会話する、、
私は、癌末期なんだ、、
そう告げて、、
もういいから、あっちに行って、、
と運命の彼を突き放した、、
これはあとあと、運命の彼から聞いた話、、
その当時は、、
必死に旦那さんを支えていたから、、
記憶にない、、
その後、運命の彼のお店で食事をしてから、、
旦那さんは、2ヶ月足らずで、、
この世を去った、、
運命の彼は、、
この事実をずっと知らないまま、、
月日が流れていたらしい、、
ただ、、
私が告げた、癌末期、、
その言葉を聞いて、、
どうしているのだろうという、、
気持ちはあったようだけど、、
そのことを知る術はなくて、、
ただ月日が流れていった、、
近くに住んでいるけど、、
同級生なんだけど、、
なにも知らないまま、、
お互いに、会うこともないまま、、
月日が流れていった、、