KIRIN

アラフィフの恋バナ中心

彼のこと、、

 

 

 

ぼそっと呟いたこと、、

彼の家のこと、家族のこと、、

 

 

彼の家は会社経営をされている、、

長男である彼は、、

跡継ぎなんだけど、、

 

 

10年以上前に、、

彼は退いている、、

 

 

その理由もきちんとではないが、、

聞いていた、、

 

 

彼のお父様は、、

もういいお歳で、、

会社の経営の話や、、

現在の状況、、

彼がお父様と一緒に会社で働いていた頃の話、、

いろんな出来事の話、、

お父様の考え方、、

彼の考え方、、

 

 

いろんな話を聞いた、、

 

 

それは、、

恐らく誰にも話していない話、、

 

 

誰にも言うなよと、彼は言う、、

 

 

私が誰にこの話をするの?

言っていいこととダメなことくらいわかるよ、、

と言う、、

 

 

まぁ、、

お父様の会社の経営が、、

あまり良くなくて、、

最悪、住むところもなくなると聞く、、

 

 

私は動じない、、

 

 

私は、、

自営業の娘で、、

自営業の嫁だった、、

 

 

会社員を知らないんです、、

 

 

経営していくには、、

借金があるのは当たり前、、

大変なのも当たり前、、

 

 

そして、、

私は家をなくした経験もあるから、、

 

 

そんな人生も、、

びっくりするようなことはない、、

 

 

私って、、

本当にいろんなことを経験して生きてきたと、、

改めて思った、、

 

 

彼のお父様の会社の話を聞く、、

 

 

わかる、彼の言いたいこともわかる、、

お父様の気持ちもわからなくはない、、

 

 

彼の話は止まらなかった、、

いろいろ、胸の中にあったんだろう、、

吐き出したかったのかもしれないけど、、

私に自分のことを話したかったのかもしれない、、

 

 

誰にも話さないことを、、

私に話す、、

 

 

彼は、、

お父様の会社をなんとかしなくてはと思っている、、

でも、お父様との間には見えないものがあったり、、

 

 

お父様とお母様と彼が3人で暮らしている家、、

もしかしたら、そこもなくなるかもしれない、、

 

 

彼は3人で暮らしていくために、、

自分が頑張らないととも思っている、、

たとえ、アパート暮らしになっても、、

 

 

彼はやっぱり長男で、、

彼なりにちゃんと考えている、、

お父様に伝わればいいんだけど、、

 

 

私は、、

彼を受け入れているから、、

彼が私に話すことも、、

私はちゃんと理解する、、

 

 

私は、、

彼と、、

いや、誰とも、、

再婚する気持ちはない、、

 

 

でも、、

大事な人がいるのならば、、

そこは特別で、大事にしていこうという気持ちは変わらないし、

受け止める、、

 

 

もちろん、、

お金を工面することは出来ない、、

彼と一緒に暮らすことも出来ない、、

 

 

彼は、、

住むところがなくなったらよろしくねと、、

笑って言った、、

それが冗談なのもわかる、、

彼はそういう人ではないから、、

 

 

彼のことを知ることになった、、