KIRIN

アラフィフの恋バナ中心

わがまま、、

 

 

 

法事から夕方帰ってきたとメールをくれた、、

疲れたから少し寝ると、、

 

 

起こしてくれとか、そういう言葉はなかった、、

迷ってドキドキして、、

夜になって電話をかけてみる、、

 

 

ドキドキ、ドキドキ、、

 

 

今までこんなに緊張して電話をかけたことはない、、

 

 

寝起きの彼の声、、

ごめん、起こしちゃったね、、

今ね19時半だよ、、

 

 

んんんんんー、、

お腹すいた?

 

 

うん、お腹すいた、、

 

 

俺はお腹すいてないなぁ〜

 

 

そっか、ごめん、、

 

 

何食べる?

 

 

お腹すいてないんでしょ、、

 

 

お腹すいたんやろ?

何食べる?

 

 

お腹すいてないのならいいよ、、

でも、、

 

 

ん?なに?

 

 

んーー

Yに会いたい、、

 

 

会いたい?

うん、、

じゃーあと1時間寝かせて、、

 

 

いいよ、、

会ってくれるの?

 

 

うん、1時間たったら起こして〜

 

 

わかった、、

と、電話を切る、、

会える!!

 

 

1時間後、電話で起こす、、

迎えに来て、と、、

 

 

彼の家まで迎えに行く、、

初めて迎えに行く、、

 

 

この前、財布がない時に家を知ったから、、

多分行けるけど、、

夜はわからないかもしれない、、

 

 

とりあえず向かうけど、やっぱり迷った、、

電話をして、彼の家の前まで私が迎えに行く、、

ご両親は在宅のよう、、

 

 

アイドリングストップ機能がないので、、

とりあえず、エアコンは消す、、

音は最小限に、、

 

 

彼が間もなく出てきた、、

至って普通、、

 

 

でも私は彼の顔を見て直接の謝罪はしていない、、

シートベルトを外し、メガネを外し、、

身体を彼に方向へ向けて、目を見て、、

ごめんなさいと頭を下げた、、

 

 

彼は、、

だからごめんなさいはもうわかったからいいって、と言う、、

 

 

顔見て言えてないから、ちゃんと言わないとと、、

私が言うと、、

 

 

頭を撫でて、わかったって、と言ってはくれた、、

 

 

でもそれはそれ、、

だからといって、私のした事が消えるわけでも、、

彼が許すわけでもない、、

それはわかっているけど、謝るは最低限のこと、、

 

 

その後は本当はなにも食べれない私だけど、、

うどんを選択して食べてきた、、

 

 

全然美味しくないし、食べたくない、、

 

 

彼には、、

なんでたくさん食べないんや、、

そういうのダメ、と言われるけど、、

 

 

今は仕方ないの、、

食べれないんだからと言う、、

 

 

オェってなりそうだったけど、、

頑張って食べきった、、

 

 

もう胃が小さくなってんのよ、、

昨日も今日もろくに食べてない、食べられないんだから、、

 

 

って思っても当然ながら言えません、、

 

 

ブサイクな顔して、、

なんでそんな顔してんの?

 

 

今は笑えないの、、

ブサイクはずっと言ってることでしょ、、

ずっとブサイク、、

 

 

彼は私の顔見て、いつもブサイクやなぁと言う、、

本気でそう思ってたら言わないことなんで、、

そう受け止めてはいる、、

 

 

食べ終わって、彼を家に送る、、

 

 

もうひとつお願いがある、と言うと、、

 

 

なに?もうひとつって1個目も聞いてないけど、、

 

 

会いたいって言ったよ、、

 

 

あぁ、それか、、

んで?なに?

 

 

ぎゅっとして欲しい、、

 

 

やだねー

 

 

わかった、、

 

 

拗ねるなよー

 

 

うん、頑張って反省する、、

 

 

なに?聞こえんぞ、、

 

 

ううん、大丈夫、、

 

 

もう私は泣きだしいるので、言葉もままならない、、

 

 

信号待ちで、、

彼は私をぎゅっとしてくれて頭を撫でてくれる、、

 

 

ますます泣ける、、

 

 

ごめん、ごめんなさい、、

 

 

もうこの言葉しか出てこない、、

 

 

彼の家の前に着く、、

 

 

彼はありがとね〜気をつけて帰れよ〜と、、

降りる前にいつもの通り、、

キスをしてくれる、、

 

 

ますます、ますます泣ける、、

 

 

こんなに大好きな人を傷つけてしまった自分の言動に、、

後悔と申し訳なさしかなくて、、

どんなことをしても消せないこと、、

それなのに彼は私のわがままを聞いてくれる、、

 

 

私はもう号泣してしまった、、

 

 

彼は、泣くなーと言いながら、、

車からも降りずに、、

 

 

私の頭を撫でたり、肩を揉んでくれたりしてくれる、、

 

 

私はオンオン泣きながら、、

やっぱり出てくる言葉はごめんなさい、、

 

 

そして彼は、ごめんなさいはもうわかったから言わなくていいの、と言う、、

 

 

しばらく、私は泣いて、、

 

 

彼はもう帰るよ、、

帰ったら連絡してくるんやぞと言い、、

 

 

泣き顔を見て、、

ブサイクやなぁと言い、、

もう一度キスをしてくれて、、

車から降りた、、

 

 

私が角を曲がるまで、、

見送ってくれてた、、

 

 

私のした事は消えない、、

辛すぎる、、

 

 

家に着いて、、

彼に着電話する、、

 

 

着いたかーと、、

彼は至って普通、、

 

 

メソメソすんなよー

 

 

今は笑えないもん、、

笑いたいけど笑えない、、

 

 

笑えなくても、、

メソメソはするな、、

 

 

だって、、

私はずっと一緒にいたいの、、

 

 

だからー

そんな事はわかっとるの、、

言わなくてもわかっとること、、

 

 

彼には私の気持ちはお見通しだ、、

 

 

ごめん、、

彼は私の事を想ってくれている、、

それなのに、私のとった態度で苦しんでるのは、、

私より彼なんだよ、、

泣くのは間違ってるかもしれないけど、、

 

 

彼の優しさや、、

彼の気持ちに、、

申し訳なさしかない、、

 

 

至って普通にしてくれる彼に、、

感謝しかない、、

 

 

わがままも聞いてくれて、、

ありがとう、、