私は大切な人を病気で亡くした。
生前、私は私なりに一生懸命いろんなことをやったつもり。
周りの人からも、愛してたね、と言われるほど。
でも、今になって気づいたことがある。
愛していたのではなく、愛されていたということ。
それは、不思議な人に出会って気づいた。
愛されていたから私は大切な人に尽くせたのだと思う。
そんなことを思うと、ものすごく寂しい気持ちになり、もう一度会いたい、話したい、触れたいって強く思って。
涙が自然と溢れ出て…
そして、それを知る不思議な人は私を好きなだけ泣かしてくれる。
我慢しないで泣けばいいと。
どうにも出来ないことで闘って、苦しんで、強くなればいいと。
そのために、ちゃんとそばにいてやると。
本当に不思議な人だ。
もしかしたら、大切な人がこの不思議な人と出会うようにしたのかもしれないとさえ思うほど。
この関係を終わらしたくないと切に思う。